実印作成のタイミングと注意点(男性編)
実印は、人生の中で重要なシーンに登場する印鑑です。お住まいの市区町村に印鑑登録することによって、その印鑑が自分と等しいものであることを証明することができます。契約書などの重要な書類に押印したときに、その契約の効力を強める役割のある印鑑です。
男性は、責任の重要な立場で実印を使用することも多く、威厳や風格を大事にして、実印を作成されるといいでしょう。
・実印を作る主なタイミング
実印を作るタイミングは、人それぞれですが、男性の場合は、社会人になったとき、一家の長になる時、初めて車を購入するとき、あるいは起業をするときなどの、人生の重要なターニングポイントとなる時が多いようです。
・男性の実印作成のポイント
・サイズ
印鑑登録ができる印鑑のサイズは、決まっています。直径が8mm〜25mmサイズです。男性は、15mm〜21mmで作成される方が多いようです。
大きいサイズであれば、威厳や重厚感を感じさせることができますので、大きめのサイズが人気があります。
・彫り方
印鑑の彫り方には、いくつかの種類があります。全行程を機械で彫る「機械彫り」、途中までを機械で彫り最後に手で仕上げる「手仕上げ」、最初から最後までの全行程を手で仕上げる「手彫り」の3つが一般的です。
彫り方は、その実印を使う人の好みにもよりますが、手仕上げがもっとも人気です。細いところまで手が行き届いており、すべて手作業なので世界に同じものがひとつもない、貴方だけの印鑑という点が人気の理由の1つです。
また、偽造される可能性が非常に低いため、安全性が高く、安心して使い続けることができます。
・書体
実印は、自分の分身ともいえる大切な印鑑ですので、偽造されにくい書体である必要があります。
また、男性の実印では、押印したときの陰影から威厳を感じられるものが理想的です。
日本のお礼にも使われている篆書体や開運印相として知られる吉相体は、堂々とした雰囲気と偽造されにくさで人気が高い書体です。
・おすすめな素材
素材はたくさんありますから、一番迷うと思います。
男性で特に人気の高い素材は「黒水牛」です。耐久性も高く、漆黒の美しさをもっていることから、強い威厳を感じることができるので、初めて実印を作る男性にはお薦めの印材です。
耐久性を重視して考えるならば、断然「チタン」がいいでしょう。金属の中ではもっとも丈夫で、扱いやすくメンテナンスも簡単です。ただ、普段から持ち歩くという人には、他の印材に比べて重たく感じることもあります。
実印は1度作ったら一生ものです。扱いやすさ、その印鑑をどういうシーンで使うのかなど様々なことを想定して、貴方にあった印材を選ぶことをオススメします。
・ポイントのまとめ
男性が実印を作ろうとするときは、人生の大きなターニングポイントとなるときです。そのため、威厳や風格が感じられるようなサイズ・書体・印材を選ぶようにしたほうが良いでしょう。
また、使うシーンなどを想定して、扱いやすい印鑑を作るようにすることもポイントです。
好きなデザインなどで選ぶのも良いことだとは思いますが、偽造される可能性や持ち歩きに不便な印鑑を作ってしまうなど、気をつけて素材を選ぶ必要があります。
その点に注意することで、貴方に合った間違いのない1本を作ることができるでしょう。