印材について

柘(アカネ)

・柘(アカネ)とは

柘(アカネ)は、柘に近い性質を持っている樹木です。柘は成長が遅く、環境保全のために生産量が減っているのが現状です。そのため柘の代用品として、柘(アカネ)を使用することが増えているのです。柘(アカネ)は、「シャム柘」という別名があり、主な産地は東南アジアやタイです。

・特徴

木の繊維が細かく、硬さもあります。象牙や黒水牛に比べると耐久性は劣りますが、リーズナブルに購入できる印材として、古くから人気があります。コストパフォーマンスと特徴、使いやすさのバランスがいい印材です。

・使い心地

捺印後の印影も美しく、また全体的な雰囲気が自然で女性に非常に人気です。お手入れや保管の仕方によって、より長く愛用できます。

薩摩本柘

・薩摩本柘とは

薩摩本柘は、柘の中でも高品質・高級品のブランド印材で、一般の柘やあかねに比べて、黄色っぽく艶があります。その木目の美しさとナチュラル感は、はじめて実印を作ろうとする若い人たちに人気です。印鑑だけでなく家具など様々な加工製品に使われています。

・特徴

柘は成長が遅いため、その分、目が詰まっており高品質です。また天然植物系で、その中でも最も繊維が緻密です。そのため硬度が高く、粘りがあり、彫刻に適しているうえに耐久性に優れています。もちろん植物系の印材は、そのお手入れや保管の仕方に工夫が必要ですが、他の植物系の印材と比べれば、その耐久性は半永久的です。柘は成長が遅く、その分、目が詰まっています。

・使い心地

使えば使うほど艶が出て、朱肉がなじんでゆきます。印影も美しく、長く使用してもその印影が崩れることはありません。

彩樺(サイカ)

・彩樺(サイカ)とは

彩樺は、人工の印材です。真樺とフェノールレジンという素材を結合、高圧加熱処理を施して強度を高めた天然に近い新木材です。加工している分だけほかの木材に比べて硬度に優れており、緻密性も高い印材です。印鑑以外には、床材やピアノなどの楽器の材料などに使われています。

・特徴

耐久性に非常に優れています。そのため、長期間使用する実印や銀行印に適しています。彩樺は資源の枯渇を避けるために生み出された未来志向の強い印材。多くは間伐材を再利用して作られていますから、無駄がなく非常にエコロジーです。最もうれしいのは、その耐久性を保ちながら、その価格がリーズナブルであるということ。他の印材に比べて、比較的安価で購入することが可能です。

・使い心地

独特の木目と自然な雰囲気が温かさを感じます。どちらかというと、男性よりも女性が持っている印鑑のイメージが強いですが、エコ志向の強い男性にも人気の素材です。使えば使うほど、朱肉の馴染みが良くなってゆきます。手になじみやすく、押印がしやすい印材です。

黒水牛

・黒水牛とは

印材は角系、植物系、金属・樹脂系と大きく3つに分類されますが、黒水牛は角系の印材の代表格です。ベトナムを中心とした東南アジアの水牛を加工し、黒く染色しています。印材の他に、ボタンや包丁の柄、料理箸などにも使われており、意外と日常生活に馴染みのある印材です。

・特徴

高級感漂う黒光りする美しさから、威厳を感じます。朱肉の赤と漆黒のボディのコントラストがクールな雰囲気を醸し出しています。角系印材では、芯のある中心部分を芯持ちと言いますが、芯持ちでかつ角の先端に当たる部分は最も良質です。その分値段も高めになります。ただ、それでも黒水牛は他の角系印材に比べるとリーズナブルで、気軽に購入できます。初めて実印を作る男性に人気があります。

・使い心地

朱肉がなじみやすく、その印影は文句なしの美しさです。また耐久性が良いので、そのきれいな印影を長期間保つことができます。

オランダ水牛

・オランダ水牛とは

オランダ水牛は、オランダやアフリカ全土の水牛の角を加工した印材です。水牛の角の主成分はタンパク質なため、粘り気があり硬度も高く、彫刻に優れています。角系の印材は、芯のある中心部分を芯持ちといい、その強度が最も高いのですが、オランダ水牛の芯持ちは極上品です。

・特徴

純白さと透明感があり、同じ模様が絶対に存在しないほどその模様のバリエーションが豊かです。白に近いようなものやマーブル模様など、すべて自然な模様ですから、世界でたった1つのオリジナルの印鑑を作ることができます。

・使い心地

ほかの角系の印材と同じように、朱肉の馴染みが良く、その印影は美しいです。使えば使うほど味がでますので、長く使う実印や銀行印として、女性に人気のエレガントな印材です。

↑TOP